『推しの子』の物語の序盤で殺害されるゴローこと雨宮吾郎は、多くの読者にとって衝撃的な存在です。
彼の死には多くの謎が残されており、真犯人や遺体の行方について様々な考察が飛び交っています。
本記事では、ゴローがなぜ殺されたのか、真犯人の正体、そして遺体が長い間発見されなかった理由について詳しく解説します。
- ゴローを殺した犯人とその背後に潜む人物の正体
- ゴローの死の背景と狙われた理由
- ゴローの遺体が長期間発見されなかった理由
ゴローを殺した真犯人とは?計画的な殺害の背後にある理由
ゴローこと雨宮吾郎が殺害された事件には、多くの謎が残されています。
彼の死は偶然の産物ではなく、計画的な犯行であった可能性があったと考察されることが多いです。
しかし、その一方でゴロー殺害は計画的な犯行ではなく、ただの成り行きだったのではないか?という考察も存在します。
両方の観点を考察していきたいと思います。
リョースケの関与とその背後に潜む人物
ゴローを直接殺害した犯人は、アイのストーカーであるリョースケでした。
リョースケは、ゴローを崖から突き落とし、その結果、ゴローは命を落としました。
しかし、リョースケは単独で犯行を行ったわけではなく、その背後にはカミキヒカルの存在が疑われています。
犯行の背景にある動機
ゴローが殺害された背景には、計画的犯行にしても、成り行きの犯行にしても、共通している事象があります。
ゴローが「アイの担当医であった」という事です。
ゴローの死の真相:なぜ彼が狙われたのか
ゴローの死は、単なる事故ではなく、殺人でした。
計画的に狙った犯行だったのか、成り行きで殺害に至った犯行だったのか、どちらにせよ彼が殺されたという事に変りはありません。
その背景には、アイとの深い関係が影響していると考えられます。
ここでは、ゴローがなぜ狙われたのかについて詳しく見ていきます。
計画的? それとも成り行き?
ゴローはアイの担当医として、彼女の妊娠や出産に深く関わっていました。
その事が、少なからず彼の死の因果に繋がっている事は確かです。
では、計画的な犯行だった場合と、成り行きの犯行だった場合で、ゴローが狙われた経緯を考えてみましょう。
計画的だった場合
カミキヒカルがリョースケを操りゴローを殺害させた理由は、アイの妊娠の事実を知る者を消すためだったと考えられます。
これは、アイに子どもを産ませたくないという理由から来ている可能性があります。
たカミキヒカルはアイへの依存があったという事は154話で明かされました。
自身が受けた性被害と姫川愛梨の妊娠による束縛という経験をそのまま、アイに対して向けた可能性もあります。
ただ、154話中でアイの妊娠を告げられた時の台詞で「えっ…だってちゃんと…」と言っているので、避妊はしていたのでしょう。
だから縛り付けるために妊娠させた…という訳ではないはずで、きっと妊娠は予期せぬ事だったはずです。
カミキヒカルにはアイに子供が出来たのを機に結婚しようという意思がありました。
しかし、実際にはアイは子供が出来たのを機に別れを切り出しています。
子供の存在がアイを束縛する要素にならず、寧ろ全く逆の要素になってしまった。
子供が仲を引き裂く要因ならば子供を産ませない様にしようと考えた可能性もあります。
そのためにゴローを消す必要があったのかもしれません。
ただし、この理屈では筋が通らない部分もあります。
それは、ゴローを消したとしても他の医師がアイの出産に立ち会えば結局ゴロー殺害は無意味なものとなる事です。
実際、アイはゴローが殺された直後に双子を無事出産しています。
成り行きだった場合
リョースケはあの日、アイが入院している病院にやって来た。
しかし、そのリョースケの背後に居る黒幕…カミキヒカルはゴローを殺害してアイの出産を妨げる意思は無かった可能性があります。
154話で、リョースケがアイを殺してしまうなんて思っていなかったと言っているので、カミキヒカルの意図とリョースケの意図がこの段階でかみ合っていなかったのでしょう。
カミキヒカルは別れを切り出された時の絶望をアイに知ってほしくてリョースケ(ストーカー)をけしかけた。
リョースケは好きなアイドルに裏切られたという恨みからアイを害しにやって来た。(その結果子供が一緒に死んでしまっても当然の報いだと思っていた…かもしれない)
そして、カミキヒカルにとってもう一つの誤算が、他でもないゴロー自身の行動。
医師が出産間近の妊婦を受け持っているのに、ストーカーを追って山中に入り込んでしまった。
普通ならば医師自身がストーカーを追っていくなどというリスクは犯さない。
速やかに警察に通報するなどの対処をするはず。
それが、ゴローは自分自身でストーカーを追いかけて行ってしまいました。
その結果、追われたリョースケは自分が逃げる事…自分を守る事に夢中になり、ゴローに危害を加えてしまった。
殺すつもりはなかったかもしれない。
しかし、それが結果的にゴローを殺してしまう事になった。
現状、この二通りの考察が出来ますが、もしかしたら、成り行きのパターンの方が矛盾が無いかもしれません。
ゴローの遺体が発見されなかった理由
ゴローの遺体は長期間発見されませんでした。
その理由については、さまざまな考察がなされています。
ここでは、遺体が発見されなかった理由とその影響について詳しく見ていきます。
遺体の隠蔽工作とその狙い
ゴローの遺体が長期間発見されなかった背景には、何者かによる隠蔽工作があったと考えられます。
この隠蔽工作は、カミキヒカルか、あるいはリョースケが関与している可能性が高いです。
ゴローの遺体を隠すことで、事件の真相を闇に葬ろうとしたのかもしれません。
発見が遅れたことで生じた物語の展開
ゴローの遺体が発見されなかったことは、物語の展開にも大きな影響を与えました。
特に、ルビーの闇堕ちを引き起こす要因となり、物語の深みを増す要素となりました。
このように、遺体の発見が遅れたことは、物語の中で重要な意味を持つ出来事でした。
ゴローの過去と彼の死が物語に与える影響
ゴローの過去や彼の死は、物語全体に大きな影響を与えています。
彼の家族関係や過去の出来事が、物語の中でどのように影響を与えるのかを見ていきましょう。
ゴローの家族関係と彼の抱える過去
ゴローは母親を早くに亡くし、祖父母に育てられました。
そのため、彼は家族に対して複雑な感情を抱えており、その過去が彼の行動に影響を与えています。
また、彼が本当になりたかったのは外科医でしたが、祖母の期待に応えるために産科医になったという背景もあります。
転生後のアクアとの関係性の変化
ゴローは転生後、アクアとして生まれ変わります。
彼の過去や死が、アクアの行動や考え方に大きな影響を与えています。
特に、ゴローが持つ復讐心やアイへの思いが、アクアの行動を駆り立てる要因となっています。
【推しの子】ゴローの死についてのまとめ
ゴローの死は『推しの子』の物語において非常に重要な要素であり、多くの謎とともに読者に衝撃を与えました。
その背後には複雑な人間関係や深い陰謀が隠されており、物語の進行において大きな役割を果たしています。
今後も、ゴローの死の真相が少しずつ明かされていくことを期待しています。